ソニーは2024年12月13日に、フラグシップミラーレスカメラ「α1 II（ILCE-1M2）」を発売すると発表しました。本製品は、前モデル「α1」の後継機として、画質・速度・AF性能の全領域で大幅な性能向上を実現しています。
最大の特徴として、新開発の有効約5010万画素フルサイズ積層型CMOSセンサーとAIプロセッシングユニットを搭載しています。この技術により、高解像度撮影と最高約30コマ/秒の高速連写が可能になりました。さらに、被写体認識性能は前モデル比で約30%向上し、人物の瞳検出をはじめとした被写体追従性能が大幅に強化されています。
プロフェッショナル向け機能の充実
報道やスポーツ撮影を行うプロフェッショナルのニーズに応えるため、高速性能に加え、2.5GBASE-T対応の有線LANやWi-Fi 6による高速データ転送機能も搭載しています。これにより、現場での即時納品ワークフローを強力にサポートします。
また、8K 30pや4K 120pの動画撮影にも対応しており、静止画と動画の両面でプロフェッショナルの要求に応える表現力を実現しています。
信頼性と操作性の追求
プロフェッショナル現場で求められる堅牢性と操作性も大幅に向上しました。本体は約743gの軽量ボディながら、防塵・防滴性能を強化し、過酷な撮影環境下でも安定した動作を可能にしています。
さらに、新設計のエルゴノミクスグリップを採用し、長時間撮影時の疲労を軽減しています。カメラ前面には新たにカスタムボタン（C5）が追加され、4軸マルチアングル液晶モニターも搭載。これにより、多様な撮影スタイルに柔軟に対応可能です。
画期的な撮影機能
注目すべき新機能として、最大1秒前までさかのぼって撮影できる「プリ撮影機能」が搭載されています。これにより、決定的瞬間を逃さない撮影が可能になります。また、手ブレ補正効果はシリーズ史上最高となる中央8.5段、周辺7.0段を実現しており、手持ち撮影時の安定性が大幅に向上しています。
さらに、RAW撮影時には4枚または16枚の画像を合成する「ピクセルシフトマルチ撮影」に対応しており、スタジオ撮影などで超高解像な画像を得ることができます。
充実のレンズシステム
「α1 II」の性能を最大限に引き出すために、豊富なEマウントレンズラインナップが用意されています。特に「G Master」シリーズは、高解像と美しいボケ味を両立し、プロフェッショナルの要求に応える描写性能を提供します。
価格と購入方法
- 製品名: デジタル一眼カメラ α1 II（ILCE-1M2）
- 発売日: 2024年12月13日
- 価格: オープン価格
- 予約開始日: 2024年11月26日（火）10時
- 公式サイト: ソニー製品情報ページ α1 II（ILCE-1M2）
まとめ
「α1 II」は、ソニーの最新技術を結集した次世代フラグシップカメラです。高解像・高速連写・高精度AF・8K動画対応など、あらゆる面で進化を遂げた本機は、プロフェッショナルフォトグラファーの期待に応える高い基本性能と革新的な機能を備えています。
報道・スポーツ写真からスタジオ撮影まで、幅広い撮影シーンで活躍する本機は、デジタルカメラの新時代を切り開く革新的な一台として、写真業界に大きなインパクトを与えることが期待されます。
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