AMDの次世代GPU「RDNA 4」アーキテクチャを採用するRadeon RX 8600およびRX 8800の存在が、同社のROCmライブラリのコードアップデートによって初めて確認されました。これらの新型GPUは「GFX12」というブランディングで開発が進められています。
注目のスペックと性能向上
特に注目すべきは、フラッグシップモデルとなるRadeon RX 8800 XTの性能です。既存の情報によると、現行モデルのRadeon RX 7900 XTXと比較して以下の特徴があります：
- 消費電力が25%削減
- レイトレーシング性能が45%向上
- 従来のラスタライズ性能はNVIDIA RTX 4080と同等
- Navi 48チップセットを採用
新たな市場戦略
AMDは今回、ハイエンド市場を狙わない方針を明確にしました。そのため、Radeon RX 8900シリーズの展開は予定されていません。代わりに、以下の戦略に注力します：
- ミドルレンジ市場への集中
- 優れた価格性能比の実現
- Navi 44およびNavi 48チップセットの展開
- 各チップセットで複数のSKUを用意
製品展開とリリーススケジュール
RDNA 4世代のGPUは以下のスケジュールで展開される予定です：
- 2024年12月中旬：量産開始
- 2025年1月：CES 2025でお披露目
- 2025年Q1：一般販売開始
まとめ
AMDの次世代GPU戦略は、ミドルレンジ市場における強みを活かしつつ、性能と効率性の両立を目指す方向性が明確になりました。特にレイトレーシング性能の大幅な向上は、ゲーマーにとって魅力的なアップグレードオプションとなることが期待されます。
価格帯を抑えながらも高い性能を実現する戦略は、現在の市場環境において理にかなっています。2025年初頭の発売に向けて、さらなる情報公開が期待されます。
玄人志向
¥159,800 （2024/12/05 20:28時点 | Amazon調べ）
ポチップ